10月のお稽古と栗きんとん
半月前くらいのお稽古ですが、お茶のお稽古で栗きんとんを頂きました。
栗と砂糖のみの素朴なお菓子。
毎年こちらを食べながら秋の訪れを感じます。
ほっこり♪
東海地方は9月末から栗きんとんが出始めてデパートの特設は栗きんとんだらけになります。
甘いものが苦手な男性にも受けが良く、よくお客さんにも持っていきます。
掛け軸は「茶是長寿の友」。
お点前は五行棚でした。
風炉から炉に移行する少し前(10月)だけに使う特別な棚です。
夏は水を沸かす熱い御釜はお客さんから1番遠い位置に置炉(風炉)を置き、冬は畳を切ってお客さんに近い位置に炉を置き暖を取ってもらうのですが、その中間にある通常は水指を入れる棚に御釜を入れてしまうお点前です。
寒くなり始める時期の心遣いのお点前ですね。
裏千家11代玄々斎のお好みの棚です。
(五行棚)
(冬に炉を置く畳を切る場所。この時は続き薄のお道具の拝見の指導を受けていました。)
五行棚は、陰陽五行説にちなみ、天板、地板を天と地とし「木・火・ 土・金・水」が収まる事で宇宙を表すようです。
木(棚あるいは杓)
火(炭火)
土(土風炉、灰)
金(釜)
水(釜の湯)
木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、やがて水が木を生じる。
宇宙の森羅万象が棚の中にあるそうです。
茶道って奥が深くておもしろいです!
そしてお決まりの母が帰りに持たせてくれるお惣菜。美味しかった♪いつもありがとう!
だいぶお腹が出てきてお点前が大変になってきましたが、来月も行けたら良いな♪
楽しくて身にもなる。
正に茶道のお稽古は茶是長寿の友!ですね。
おまけ
先生のお家の玄関に飾られていたお地蔵様。
あまりにも可愛くて母と魅入ってしまいました♪