子どもの「がまんできる心」を引き出す本
私が子どもを育てるうえで心がけているのは自己肯定力がつくような育て方。
自分の存在を肯定的にみられる子は何かをしたいと思ったときに我慢強く努力できるそうですが、否定的な子は何かひとつダメだっただけで放り投げてしまいがち、と昔本で読み参考にしています。
それに努力できるできないは置いておいても、やはりポジティブな方が生きていて楽しいですしね。
そのために、気持ちを汲んでやる事、同調する事を大事にしていました。
何かしてほしい時は、こうしなさい!ああしなさい!ではなく、こういう気持ちだったのかな?その気持ちも分かるよ。でもね、こういった理由からこうして欲しいな、と伝えるようにしています。
あとは頭ごなしにダメ!とだけ言うのではなく、なぜダメと言っているのか説明する。何度言われても子どもは理解していなかったりすぐ忘れるらしいので、同じことを注意する時でも何度でも説明する。
まぁ、こちらもうまく説明できない時もあるし、寝不足だったり疲れていたりでついつい感情的に接して、もー!!!となってしまうこともあり日々反省なのですが。。。
話は変わりまして本題。
先日、地域の図書館へでかけました。
その時に、ふと手に取ってそのまま借りた本がこちらです。
アドラー博士が教える
子どもの「がまんできる心」を引き出す本
2006年出版。
子どもが一緒だと自分が読みたい本を探すのは難しく、でも何か借りたい気分だったんです。
内容としては自分の子供より上の子どもを対象とした内容が多かったのですが、適当に手に取った割にとても参考になりました。
親って立派じゃなくてもいいから、子どもに寄り添って、意見は押し付けず、同等ではないけれど対等な関係でコミュニケーションをいっぱい取ることがやっぱり大事だなぁと感じました。
もう返してしまい本は手元にないので表現は違ったと思いますが、自分なりに解釈した内容、実行しようと思った事は、
・起こったことに対して、どうしてそんな事したの!とは責めない(問題になるとわかっていてやっている場合はまた違うでしょうが)。こうなっちゃって困ったね。次はどうしたら良いかな?と一緒に考える。こうしなさい、ではなく一緒に考える。
・何をしてもそれは親の責任ではなく、やった本人の責任。それをどうするのかも本人が決めること。ただ、上手に解決できるようにその判断や行動を一緒に考える手順を踏んでやることは親の役割であり、責任。
・親が決めた事(例えば帰る時間)を守れなくて怒られても響かない。怒られるから守るのではなくて、なんでその約束をするのかを一緒に話し合って、自分で目標を決めさせる。トータルでできていなくても、少しできたところを褒める。できなかった部分については、本人もそう感じているから言う必要はない。できた部分を褒められれば自らやる子になる。また、(言い訳ではなく)言い分は聞いてあげる。
・決めたことを達成するためにがまんをする事によって、その望みをかなえるために色々考察をする事になり様々な道筋を立てられるようになるし、本当にそれを望んでいるかどうかも判断できるようになってくる。
子どもは今2歳半なのでまだまだ本人の気持ちはこちらが代弁しながらこうなのかな?ああなのかな?と探っていますが、話せる内容も増えてきているし、少しずつ本人が考えて発する言葉を待つ姿勢を持って、コミュニケーション取っていきたいと思います。
まぁ昨日は
子ども「歯磨きイヤ!」
私 「なんでイヤなのかな?」
子ども「だってやだもん!ぷー!」
私 「でも虫歯になっちゃったら痛いし、
病院いかなきゃいけないよ?」
子ども「だってやだもん!ぷー!」
・・・の繰り返しでヘコタレソウデシタけどネ。。。
まだまだ先は長いので、気張らずにゆる〜くがんばります。